マキアートのブログ

とある開発好きな高専生が書くブログ

今年の高専プログラミングコンテストの振り返り

前置き

これは東京高専プロコンゼミのアドベントカレンダーの4日目の記事です! 他にも記事があるので、是非みてください!

話すこと

今回は今年行われた、高専プログラミングコンテストの振り返りをしていきます。コロナ渦でのチームで開発することの苦労などや感想が多めです。

自己紹介

東京高専3年情報工学科のマキアートです! 個人でアイデア出しツールのFASTIDEAを開発してます!(よかったら使って見てください!便利ですよ!)

まずは今回の大会の結果!!

東京高専自由・課題の2部門両方最優秀賞!!!!

毎年、高専プロコンは、

  • 自由部門
    • 自由なテーマで作品を制作して、審査員が独創性などを基準に評価し競います
  • 課題部門
    • 与えられたテーマで作品を制作して、審査員の評価で競います
  • 競技部門
    • 与えられたゲームルール内で戦うAIを開発して、チームごとに競い合います

という感じです。毎年10月開催です。

ですが今回のプロコンは、コロナの影響で実地での開催はできなくなり、 競技部門は中止 ということになり、自由と課題のみになりました。 そして、東京高専は自由と課題両部門優勝しました!(頑張って開発して良かった!)

ちなみに東京高専は去年、3部門優勝してます。

時系列で振り返ろう

4−5月

正直このときが一番面倒だったというか苦労しました。。。

というのも、絶賛コロナ流行期だったので、学校は春休みを約1ヶ月延期。授業はリモート中心という、9割イレギュラーな状況でした。

毎年、4月辺りから、新入部員の勧誘や教育を行っていたのですが今年は、対面で会えない状況だったのでホームページ作ったり(全く更新してない。。。)一年全員に勧誘メールを送ったりしました。

そのおかげもあってか、10人ぐらい入部希望の人たちが集まりました。

そして、対面で会えないのでMSのTeamsを活用して、プログラミングの教育的なことをしたのですが、まだリモートに慣れておらず、うまくできませんでした。 また、その時から、自由部門と課題部門で今年作成するものを決めるアイデア出しを行いました。これもリモートで行っていたのですが、

最初は全然アイデアが出ませんでした。。。

そこでFASTIDEAというアイデア出しサービスのプロトタイプを作成し始めました!(詳細はこちらの記事に書いてます!よかったら見てください!)

色々ありましたが、なんとか作成するアイデアを5月の終わりぐらいに決めました!

  • 課題部門
    • 学校内で植物とかを見つけたら,それを地図に記録していって学校植物図鑑ができるサービス
      • 植物・昆虫観察学習しえんサービス
      • 植物・昆虫の画像を撮影することで、自動で名前を判別、地図にプロット
      • 名前:ぷらんとこれくしょん(すこしダサいよね
  • 自由部門
    • 歩いてお絵かき
      • 最初に書きたい絵を設定して、どのようなルートをたどれば設定した絵になるか教えてくれる

大会の勝敗を決めるのは7割アイデアだと個人的に思っていて、時間をかけた分いいアイデアが出せたと思います。(3割の限界開発も必要だけどねニッコリ)

6月

6月からはリモートと対面のハイブリットで授業が開始しました。

ついに開発が始まるかーーと思いきや、次は予選資料制作です笑

高専プロコンには予選が存在し、予選ではいわば 企画書 を提出します。 その予選資料をもとに審査員が評価して、上位チームが予選を通過し、本線に出場できるという形です。 今年はリモート開催なので毎年よりも、通過できるチーム数が少ないので、予選資料は手を抜いてはいけません。(いつも抜いてないけど)

なので、部員は自由と課題にチーム分けを行い、そしてリモートで予選資料作成に取り込みました。(自分は課題部門になりました。)

最後は時間が足りなくなってきて、夜中にTeamsで限界の部屋を作って作業してました笑

結局、提出締め切りの5分前くらいにやっと提出できました。(危なかった) このときも、一年生にあまり教育ができなかったので、反省って気持ちです。

7月

無事東京高専は自由・課題両方予選を通過したので開発をスタートしました! 自分は課題部門のPMになったので、タスクの生成と技術選定を行いました。 今回作るものは、児童が複数人で植物地図を作成するというものだったので、

児童がタブレットでもパソコンからでもいい感じに学習できるもの

というのを意識して、なおかつ開発期間と一年の教育期間が短いのがあったので、

  • Nuxt(Vue)
  • Firebase

で開発するのを決めました。

8−9月

この期間はガッツリ開発に取り組みました。やっと少しずつ、新入部員と対面で会うことができ始めて、開発で使用するNuxtやJSの勉強動画を作成して教育するなどを行いました。

夏休みもガッツリ開発して、とりあえず夏休みの終わり頃にはプロトタイプが完成しました!

パソコンでの見た目

今回は、Firebaseを採用したことによって、バックエンドにあまり時間を割かずに開発ができたので、人数が少なくてもいい感じの完成度のものを素早く開発できたと思います。

プロトタイプが完成したら実証実験するぞい

高専プロコンは、ただ作品を作ってプレゼンするわけではなく、実際にターゲットの人たちに使ってもらうとより優勝に近づくのです!(作りっぱなしは悲しいしね)

ということなので、顧問の先生に相談して、ヒアリングと実際に小学3年生に使ってもらうところまで行うことができました!(おそらく優勝に大きく影響したと思う)

思ってたよりも、児童や教師の方からいい評価をもらってすごく嬉しかったです。

いい評価だけでなく、色々改善点をもらったので、その修正も行いました。

やはり、サービスを作るときは、定期的にターゲットのユーザーに使ってもらって、感想などをもらうことはとても重要だとおもいました。

10月

ついに大会開催です。

感想から言わせてもらうと、当日よりも、その1週間前がとてもしんどかったです。(とっても!)

というのも、毎年なら大会当日は、作品のデモして、プレゼンしてという感じなのですが、今年は実地開催ではないので、事前にプレゼン動画・デモ動画を撮影して、提出するという形でした。

皆さんは、事前にプレゼン・デモ動画を撮影するのは当日にやるよりも楽じゃん。と、思うかもしれません。

それは嘘ですよ!!

動画なので、無限に完璧を求めることができるのですよ、、、、、

まじで、本当に、あの1週間は地獄でした。自分はプレゼンをやったのですが、5日間の内3日は帰ったのがやばい時間でした笑(何時とは言いませんが

正直、プレゼンは当日発表のほうが個人的にはうまくできると思いました。

大会当日は他の高専の発表を聞きながら、テスト勉強してました。。。(大会翌日が定期テスト泣) 高専プロコンは他の高専のおもしろい作品も見れるのですごく良いです。面白いです。

大会結果発表はなんというか、あまり書くことはないですね笑

とりあえず、嬉しかったです。

今年は大会に企業の協賛がなかったので、すこし残念な部分はありましたが、とてもやりがいのある大会だったと思います。

終わりに

書きなぐった感じが出てしまって申し訳ないです。。。 これを見ている高専生たちはぜひ高専プロコンに参加するといいと思います!(圧倒的スキルアップできると思う)

いずれ時間が取れたら今回作成したぷらんとこれくしょんを実際に学校で使用されるレベルのものにして行きたいと思ってます!

ちょっと宣伝

自分は個人でFASTIDEAという、チームで素早くアイデアを共有・評価することができ、素早くアイデアを形にできるサービスを開発しています!! チームでアイデア出しをするときにはぜひFASTIDEAを使ってください! f:id:makimakiart:20201130114605p:plain